日傘の紫外線遮蔽率と遮断率での選び方
日傘を購入するときに必ず目にするのが「UVカット率(紫外線遮蔽率)」と「遮断率」です。多くの方は日傘の選び方として、この2つに注目しています。UVカット率は紫外線遮蔽率とも呼ばれており、紫外線をカットする割合のことです。紫外線を浴びると、日焼けしてシミやシワの原因になって老化が進みます。
遮光率とは可視光線をさえぎる割合のことです。可視光線は目に見える光のことで、暑さの影響をダイレクトに受け熱中症のリスクがあります。つまり、UVカット率は美容目的、遮光率は熱中症予防の効果があります。UVカット率と遮光率の光の性質は違うものですが、日傘に施されるコーティングに違いはありません。
どちらもパーセンテージで表示されており、強力なほどUVカット率と遮光率が高くなる仕組みです。日傘の寿命は一般的に2~3年とされていますが、もう一つ寿命を延ばす選び方として「UV素材の生地」を選ぶという方法があります。UV素材の生地なら効果は永久的で、傘自体が壊れなければ使い続けることができますが、UV加工の生地は効果が薄れていってしまいます。また、晴雨兼用の傘も増えていますが、UV加工の傘は雨に濡れると寿命に影響されるので、できるだけ雨に濡らさない方がいいでしょう。
美容目的なのか熱中症対策なのか、目的に応じておすすめの日傘は変わります。UVカット率や遮光率、さらに傘の生地の特徴をよく理解して選び方を考えましょう。